遺品整理の進め方|遺品整理のおすすめ手順(6ステップ)

大切なご家族を見送った後、すぐに直面するのが「遺品整理」。

悲しみの中で行う作業は精神的にも重く、何から手をつけてよいかわからない…という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、実際に役立つ遺品整理の手順とチェックリストをご紹介します。

【全体のスケジュールを立てる】

誰が、いつ、どこまで整理するかを決める

・相続や四十九日法要、空き家問題などとの関係を整理

・誰が整理するか(家族・親族・専門業者に依頼)を決める

(参考)相続税申告・納付期限:相続開始(被相続人の死亡)を知った日の翌日から10ヶ月以内

【必要書類・貴重品の捜索】

遺言書/通帳/保険証券/印鑑/不動産関係書類

・遺言書、保険証券、通帳、権利書などを最優先で確保

・金品や有価証券、重要な契約関係書類も忘れず確認

ペーパーレス化が進み、紙ベースの保存が無い場合がありますので、郵便物等で確認することを必要ですね。

金融機関では、被相続人名義の口座の有無を調査してくれますが、口座は凍結(出金不可の状態)されます。
もし、自動引き落とし等の処理が終わっていない場合は、別途連絡があると思いますが、振込み等の処理が必要になってきます。

【仕分け(分類)】

残す物・処分する物の方針を話し合う
「残す」「売る」「譲る」「捨てる」の4分類

・「残すもの」「売るもの」「譲るもの」「捨てるもの」に分類

・家族・相続人間でトラブルになりそうな物(宝石・骨董・現金等)は慎重に対応

・不用品でも買取できるもの(例:補聴器、腕時計、楽器)を見逃さない
 


【必要に応じて専門家へ相談】

遺品整理業者・買取業者・専門士業への相談

相続トラブルが予想される → 弁護士・司法書士・税理士・不動産鑑定士などへ

価値がわからない遺品が多い → 買取専門業者へ

作業が困難 → 遺品整理業者・特殊清掃業者へ依頼検討

【整理・片付け作業】

家電リサイクル・粗大ごみ・自治体のルール

・捨てる物・リサイクル・リユースを分別して処分

・家電などはリサイクル法の対象になるので注意

・賃貸住宅や施設なら原状回復も確認

【思い出の品や供養品の扱い】

仏具/人形/写真/手紙などの扱いを決める

・写真、手紙、人形、仏具などは「供養」も検討

・寺院での合同供養や専門業者の「遺品供養サービス」も選択肢

補足:時期と気持ちの整理も大事

・「四十九日を過ぎた頃」に始める人が多いようです。

・早すぎても後悔、遅すぎても負担が大きくなることも

不動産相続・名義変更・公共料金の停止などもお忘れなく!

手続きに漏れがないかどうか...
浜松市では、「おくやみガイド」(死亡届提出後のご遺族の手続き)用意されています。
チェック用にご活用下さい。