遺品整理で意外と高く売れる?補聴器の買取方法と注意点
ある日突然やってくる、大切な家族との別れ。
通夜や葬儀の準備に追われ、気がつけば相続や各種手続きが山のように残されています。
浜松市では、「おくやみガイド」というものが準備されています。
手続きしなければいけないのは、故人によって様々です。
例えば、世帯主だったかどうかでもその手続きは変わってきます。
そのチェックリストとして活用できます。
>>>「おくやみガイド」(死亡届提出後のご遺族の手続き)
その中でも、多くの方が頭を悩ませるのが「遺品整理」です。
葬儀社から案内されるケースも増えてきました。
通夜・葬儀と異なり、一回落ち着いてから検討するのも良いと思います。
ただ、相続には期限があります。
例えば、相続税の申告は、「相続開始を知った日の翌日から10か月以内」となっています。
その期間内に、遺産の洗い出し、遺産分割協議を行うのですが、法定相続人が多くなればなるほど大変ですね。
「うちは相続税を払うような資産(遺産)がないから」と言って安心できないのは承知の通りかと思います。
配偶者と子が2名の計3名が法定相続人
そのうち、配偶者と子1名+配偶者と子が故人持ち家に同居していた場合、現金・預貯金が無かった場合、どう分けますか?
遺品整理をしている中で、高価なものが出てくる可能性もあります。
遺品整理では不動産や預貯金といった大きな資産に目が行きがちですが、実は意外に価値のある“動産”も見逃せません。そのひとつが「補聴器」です。
補聴器は高価な医療機器
補聴器は新品で10万円以上することも珍しくない高額な医療機器です。
特に最近のデジタル補聴器やブランド製品(例:フォナック、シグニア、オーティコン等)は、中古市場でも需要があります。
遺品の中に、状態の良い補聴器があれば、ただ処分するのではなく「買取」を検討するのが賢明です。
補聴器を現金化する方法
補聴器を取り扱っているところは意外に多いです。
「補聴器」を気にして、街中を少し移動してみてください。その3文字を見かける機会が多いと思います。
ただ、これらはいずれも新品の販売を行っているところです。
街中にある一般的なリサイクルショップなどでは、補聴器が医療機器に該当するため買取不可となることが多いと思います。
では、買取をしてくれるところは?
専門業者に買取依頼
- 補聴器専門のリユース業者やネット査定を活用しましょう。
- 製品名・型番・付属品や箱の有無が買取価格に影響します。
当然ですが、使用できること、また新しい方が高価買取してもらえます。
フリマアプリやネットオークション
- 出品はできますが、医療機器としての使用制限やトラブルのリスクもあるため、あまりおすすめはできません。
地域の福祉団体へ寄付
- 金銭的価値は得られませんが、社会貢献として有意義な方法です。
補聴器を買取してもらう際の注意点
・個人用に調整された補聴器は、第三者がそのまま使用できるとは限りません。
・衛生面の問題もあるため、掃除や消毒なども必要です。
・認定補聴器技能者などの資格がある業者に依頼するのが安心です。
遺品整理のひとつとして補聴器の扱いも見直そう
感情的に手放しにくい遺品もあるかもしれませんが、「必要とする人に引き継がれる」「現金化することで他の費用に充てられる」と考えれば、前向きに整理できることもあります。
補聴器は小さく見えて、大きな価値を持つ遺品の一つ。
遺品整理や相続手続きの中で見落としがちなポイントですが、ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか?